【カツオ、AOK、リハ講演の高知交流会】     【機関誌第2号】     Top


                 有 光 勲(ありみつ いさお)   藤 原 義 朗(ふじはら よしろう)

 『ゆいまーる』発足3年目の2010年、交流会を高知でさせていただくことについて、有光実行委員長と打ち合わせ、次の3点を目標にした。

 1.「高知システム開発」を見てもらいたい。

 2.「ゆいまーる会員による医療講演を行い高知県民に還元したい」と共に、高知の人に『ゆいまーる』を知っていただく機会としたい。

 3.高知の歴史や美味いものを存分に味わっていただきたい。


 ときは、「NHK龍馬伝」の年。生誕命日に近い11月20・21日である。龍馬スタイルの人があちこち歩いていた。参加者は、正会員11名、協力会員9名、その他4名であった。


 1.視覚障害パソコンのメッカに行く

 高知市吉田町にある高知システム開発へ行き、1980年代から技術開発に関わられた横田さんより「音声装置の細い線をハンダで結ぶ苦労」など、新しいものを開発する老舗の苦労を聞かせていただいた。
 私たちからは、システム製品を使っての経験や、カルテ管理をしやすくしてほしいなど、今後の開発の要望を伝えていった。
 パソコンがごろごろ並ぶ見学は、メッカでしか味わえないものがあったに違いない。


 2.佐藤正純医師のリハビリ講演

 「重度障害を負った脳外科医 ― 心のリハビリを楽しみながら生きる」

 * 日本理学療法士協会の専門理学療法士認定講座にしていただいたので、村瀬医師による協会への提出報告書をご覧ください。


 3.高知の視覚障害者と交流

 まず、勉強好きの『ゆいまーる』は、土佐歴史民俗資料館の宅間館長による「土佐の風土と料理」の演題で学習した。交流会では、「ゆいまーるの人に会いたい」という地元の人8名と共に皿鉢料理(さわちりょうり)を囲み、土佐の「べく杯」「はし拳大会」を行なった。


 4.土佐の味わい

 @ 日曜市…実りの季節、ちりめん雑魚や生姜など海や山の幸を買い求めた。
 A 坂本龍馬記念館…学芸員による講演、龍馬自筆の手紙の模造品、龍馬の刀やピストルを持たせていただいた。
 B 桂浜散策…龍馬像と共に太平洋を見つめた。
 C 土佐の珍味…ちちこ(かつおの心臓)、ドロメ、はらんぼ、うつぼのタタキなどを味わった。


 紙面の都合で、「可杯(べくはい)」や「箸拳(はしけん)」などの説明は省かせていただいたが、土佐でしか味わえないものに触れていただいたに違いない。