【会員より】    【機関誌第8号】   Top


     『ゆいまーる』との出会い

                尾 崎 裕 子(おざき ひろこ)(愛知県)

 医療関係の従事者でない私が、なぜ「ゆいまーる」に入会したのかを書きたいと思います。
 昨年の4月に無事65歳で定年を迎えることができました。30代直前に視野狭窄が見つかり、その後50代になって見えづらくなりました。文字が読みづらく、パソコン作業などに時間がかかり入力ミスや漏れも多くなりました。FAXやメールの誤送信もありました。大事には至らなかったことは幸いでしたが、20代から続けてきた運転もできなくなりました。

 職場の皆さんに迷惑をかけてまで仕事を続けるのかとても迷いましたが、家族や仲間、そして職場の皆さんの支えがあり、定年まで仕事を続けることができました。主治医の先生をはじめ多くの医療関係者の方々のお陰で、複数の目薬を1日に何回も点眼しなくてはならない忍耐強い治療を継続して受けてこられたと思います。医療の進歩にも恩恵を受けました。

 このような時期に「ゆいまーる」を知り、見えづらくても情熱をもって医療に取り組んでいる方々が多くいらっしゃることを知りました。なんとありがたいことかと思いました。視野狭窄のため生活にちょっとした不便はありますが、眼鏡のレンズの度数を上げれば、まだまだ視力は出ます。ゆいまーるに入会させていただくことで、患者の立場から見えづらい人の役に立てたらと思っております。

 ゆいまーるに入会しましたら、多くの会員の方からメールにて情報をいただけるようになりました。とても参考になる情報がいっぱいあり、良い情報は差し障りのない範囲で、私の見えづらい仲間にも教えてあげています。皆さん、とても喜んでいますので、これからも私にできることは続けていきたいと思っております。