生 駒 芳 久
ゆいまーる機関誌は2年ごとに発行を重ね、2016年の今年、第4号発行の運びとなりました。
毎号、国会図書館にも納められ、視覚障害をもつ医療従事者の足跡を残す貴重な資料となることを願うものです。
本号に寄せられたどの原稿も、視覚障害を抱えながら毎日の生活、あるいは臨床の現場で奮闘を重ねるこころの軌跡が、その人ならではの筆致で描かれていることに感銘を受けずにはいられません。
一つ一つの寄稿文に言及したいところですが、読者の皆様に直接、お読みいただくことが一番ではないでしょうか。
恒例となった戸田夫妻の『佳代の俳句散歩』と『きよしの川柳漫歩』は一服の清涼剤のような清々しさを与えてくれます。
また、会員による学会発表の記録も残しておきたいと、第110回 日本精神神経学会学術総会シンポジウムの内容を収録させていただきました。
本会の活動の一つに、学会誌、専門誌、様々なガイドラインやマニュアルなどのテキスト化があります。これにはたくさんの方々のご協力をいただいています。発足以来8年間の実績を「テキスト化の実績」として掲載いたしました。この欄を借りてお礼申し上げます。
最後になりましたが、本号が発刊できたのも私たちを支えてくれる協力会員の皆様、事務局の皆様のお蔭と、深く感謝いたします。